皮膚に刺激を与える療法には、鍼(針)、灸、指圧、マッサージ等があります。
それぞれの療法は、人間が持つ3つの皮膚感覚を利用したものです。
人間の身体は、弱ってくると痛みやコリの信号を発信します。
その信号(痛みやコリ)がある部分に皮膚表面から
刺激を与えることにより反射が起こり、「自然治癒力」が高められるのです。
このように皮膚感覚を刺激することによって、
本来人間が持つ自らを治そうとする力「自然治癒力」を
引き出してあげる東洋医学の療法を「皮膚刺激療法」といいます。
東洋医学の由来は中国医学にあり、長い歴史と方法論や哲学的な論理を基礎とする経験の医学といわれています。主として身体の内部から体質の根本的な改善を図っていきます。一方、西洋医学とは、化学的に分析して症状を決定し、手術や化学薬品などによって治療する医学です。
ツボに金属製の細い針で刺激を加えることで、自然治癒力を引き出してあげる中国の経験医療として伝えられた療法です。
ツボを押してその反射作用により生体機能に働きかけて、自然治癒力を引き出してあげる日本独自の療法です。
「遠心法」といい、心臓に近い部分から身体の末端へと動脈の流れに沿って圧迫を加えて、生体機能に働きかける中国で生まれた東洋医学療法です。
「求心法」といい、身体の末端から心臓部へと静脈の流れに沿って圧迫を加えて、血液やリンパ液の循環をよくするヨーロッパで生まれた西洋医学療法です。
シンアツシン(振・圧・針)という名前は、これらの相乗効果を目的とするという意味から名付けられました。